
「AA-音楽批評家・間章-」撮影日誌 Vol.2
ユーロスペース・映画美学校製作
青山真治監督作品 「AA-音楽批評家・間章-」撮影日誌
Vol.2 2002 March 5
Text by 製作スタッフ
2002.3.5
今日は入谷の「JAZZ&GALLERY なってるハウス」で批評家兼オーガナイザーの副島輝人氏のインタビュー撮影。
副島さんは、この「なってるハウス」で定期的にイヴェントを行っている。1月に一度ロケハンを兼ねて副島さん企画のネッド・ローゼンバーグ氏(サックスのインプロバイザー)のライブを見たが、サックスが打楽器にも弦楽器にも聞こえる彼の演奏は凄かった。ちなみに、店の名前「なってるハウス」の「なってる」は南米の画家“NUTTEL”氏の名前からとっているとのこと。今回ギャラリーを兼ねる店内の壁一面にはミュージシャンの写真が展示されていたが、前回のロケハン時にはその“NUTTEL”氏の作品が展示されていた(らしいが、どんな絵だったか思い出せない)。
前回の竹田賢一さんのインタビュー撮影では色々あったが、副島さんは定刻に現場に現れた。撮影開始までの短い時間で大里さんの食事と打ち合わせを済ませる。大里さんは食事と一緒に運ばれてきたコーヒーについて「はっきり言って煮詰まってておいしくない」とグチり、副島さんにも「このコーヒーおいしくないですよ」と前もって言ってくれていた。おいしいコーヒーを現場で提供するのは難しいだろうなと思うけど、努力はしたい。
撮影自体は2時間半ほどで終了。副島さんは間章のこと、当時のフリー・ジャズ・シーンのこと、自分のことなど、いろんなことを饒舌に話してくれた。質問を考えた私としては、あのA4の紙にだーっと9つほど並んだ文字でしかない質問が2時間半の会話で立体的になっていくのが面白かった。もう少し発言とかしたかったけど、私は緊張とムダな気疲れでずっと石化してしまっていた。とにかく今日が無事に終わって良かったですよ。
(小田祥子/資料)