
ヘア・スタイリスティックス Live in America レビューその1
Hair Stylistics a.k.a. 中原昌也 TOP @The Echo in L.A. / 2008.08.14. Mike Kelley(前方)、中原昌也(右奥) 木曜(14日)の夜、マ
『レディ アサシン』 text by 松井宏
●『レディ アサシン』爆音レイト 2004年カンヌ国際映画祭でマギー・チャンに主演女優賞をもたらした『CLEAN』。そのプロモーション期と並行してオリヴィエ・アサイヤスが書いた長編のシナリオは『Vo
more 勘違いの音楽史 #2 text by 鈴木淳哉
Too young to rock 'n' roll, too old to die この本に関して、いろいろな方が文章を寄せてくれているのがとてもうれしい。と、著者でもないのにそんなことを思ってし
勘違いはテレビの彼方に text by 青山真治
TOP INFORMATION SHOP REVIEW LINK 安井豊の豊かなる賛同文におののき沈黙していたのは、兄と同世代の彼ら……直枝氏や安井氏……より
『宇宙の柳、たましいの下着』 text by 荻野洋一
※「映画等覚書ブログ」http://blog.auone.jp/nihonbashinakasu/より転載 音楽を、特にロックミュージックを私が真剣に聴いたのは、ローティーンからミドルティーンのほん
幻想列車、走る text by 中山義雄
『宇宙の柳、たましいの下着』は、いくつかの側面がある。ひとつは美学と偏愛。正確に言うと、偏愛というフィルターを通して直枝氏の美意識と立ち位置が見て取れる。これについては綴られた言葉を各自が読み取れば
人類 vs ダグラス・サーク text by青山真治
事実は小説より奇なり、とよく言うが、私はそれを信じない。そう断言する人は小説にかぎらず、映画を含むフィクションというものにさほど慣れ親しんでこなかったのではないか、という気がしてしまう。事実、世間に
more 勘違いの音楽史 #1 text by 安井豊
TOP INFORMATION SHOP REVIEW LINK 音楽について書かれた本といえば、グリール・マーカスの『ミステリー・トレイン』がまず思い浮かぶし
「BLACK SNAKE MOAN」 猪股東吾
去年の今頃、おれは吉祥寺の弁当屋で配達のバイトをしていた。 70歳にして現役で中華鍋をふるトヨちゃんaka社長の母親がある日つぶやいた言葉をふいに思い出した。 「近頃、季節がばらばらだねえ、風情も何
『ありがとう』、聖なる映画(万田邦敏監督)
text by 廣瀬純 『ありがとう』というフィルムにおいて賭けられていることのひとつは、例えば、冒頭におかれたひとつのシーンがそっくりそのままラストにおいて回帰してくるとき、その同じ映像が新たにしか
『Eli, Eli, Lema Sabachthani?』
「微笑み」という新たな契約 廣瀬純 『Eli, Eli, Lema Sabachthani?』 監督:青山真治 新約聖書・福音書を読んでいてもっともスリリングなことのひとつは、現勢的な出来事(
大寺眞輔編著『現代映画講義』
映画を生き返らせる試み ~大寺眞輔編著『現代映画講義』によせて 荻野洋一 大寺眞輔主宰で2004年初めに設立された横浜日仏学院シネクラブが、このたび単行本に纏められた。『現代映画講義』と名づけられた
『カンダハール』
忘却された国の映像 坂原樹麗 『カンダハール』(2001) 監督モフセン・マフマルバフ Kandahar (2001年 / 85分) 9月11日火曜日、大惨事が5000人を超える一般市
『アフリカ、痛みはいかがですか?』
アフリカ、アフリカ 大寺眞輔 『アフリカ、痛みはいかがですか?』 監督:レイモン・ドゥパルドン Afriques: Comment ca va avec la douleur? (1996年/
『エスター・カーン』
真の映画作家の存在 荻野洋一 『エスター・カーン』 監督アルノー・デプレシャン ESTHER KAHN (2000年 / 145分) アルノー・デプレシャンの長編第3作『エスター・
『エスター・カーン』
身体を酷使して、その可能性を使い尽すこと 古谷利裕 『エスター・カーン』 監督アルノー・デプレシャン ESTHER KAHN (2000年 / 145分) デプレシャンは可能性を使い尽すこと
『キプールの記憶』
フィルムの一人称性を貫く「体験」の重さ 梅本洋一 『キプールの記憶』 監督アモス・ギタイ KIPPUR (2000年 / 118分) シャンテシネにて2002年正月より公開予定 冒頭の映像
『天が許し給うすべてのもの』
ダグラス・サーク! 大寺眞輔 『天が許し給うすべてのもの』 監督:ダグラス・サーク All That Heaven Allows (1955年/89分) DVD (THE CRITERION
『ギャラクシー・クエスト』
サングラスとファスナー 樋口泰人 『ギャラクシー・クエスト』 監督:ディーン・パリソット GALAXY QUEST (1999年/102分) ロバート・アルドリッチの「カリフォルニア・ドールス
『カンダハール』
ブルカの暗がりから覗き見る視線 坂原樹麗 『カンダハール』 監督:モフセン・マフマルバフ Kandahar (2001年 / 85分) 11月19日、TOKYO FILMeXにおいてモフセン・
『貧者に注ぐ陽光』
アラン・ギロディには期待できる 大寺眞輔 『貧者に注ぐ陽光』 Du soleil pour les gueux (2000年/50分) 『動き出すかつての夢』 Ce vieux reve qui
『恋ごころ』
控えめな美しさの擁護 梅本洋一 『恋ごころ』 監督:ジャック・リヴェット Va Savoir (2001年/150分) 2002年公開予定 もちろん『恋ごころ』を見て、リヴェットはこれでよいの
『ワイルド・イノセンス』
ヒロインは語ることができるか 大寺眞輔 『ワイルド・イノセンス』 監督:フィリップ・ガレル Sauvage Innocence (2001年/117分) 「第7回カイエ・デュ・シネマ週間」 at 東
『ピストルオペラ』
深さを排した、シンプルなアクションの律動 古谷利裕 『ピストルオペラ』 監督:鈴木清順 (2001年 /112分) 鈴木清順の新作に、何か新しい刺激を求めることは出来ない。鈴木清順はただ鈴木清順を
『ハッシュ!』
誰もがそれぞれに違う 円谷勇一 『ハッシュ!』 監督:橋口亮輔 (2001年/135分) 橋口亮輔の長編第3作『ハッシュ!』について述べる前に、ひとまず橋口自身の映画的態度について触れておく必要
『EUREKA』
枯渇、減衰、散逸の果てに---- 阿部和重 『EUREKA』 監督:青山真治 『EUREKA』は、すでに何もかもが起きてしまった後の世界を描いている。とはいえそれは、必ずしも終末論的な世界観と
『セリーヌ・アンソロジー』
『セリーヌ・アンソロジー』をめぐる覚え書き 彦江智弘 ここに『セリーヌ・アンソロジー』(以下『アンソロジー』)と題された一組のCDがあり、私たちはこれからそこに収録された音響資料に耳を傾けようと
『月の砂漠』
Welcome to the Desert of the Chaos 『月の砂漠』への誘い 廣瀬純 『EUREKA』は登場人物の「顔」をとらえる作品であった。それ以前の作品の多くは、これとは反対
非妥協・非転向/ジャン・ユスターシュのこと 青山真治
数日前、一冊の書物が送られてきた。 ジャン・ユスターシュの発言や文章、関係者の話を集めたブックレットである。現在、渋谷ユーロスペースで開催中の特集上映との連動で出版されたものと思われる。その薄さが、4
ジャン=クロード・ギゲ追悼
ギゲ、浅瀬を歩いて渡る ジャン=マルク・ラランヌ ジャン=クロード・ギゲの死という突然の悲報が彼の作品へ新たな光を投じる。私たちはギゲの作品がこれからも変遷を繰り返していくものだと思っていた。多
あり得なかった「アメリカ」の物語 樋口泰人
以下に採録するのは、99年9月に青弓社より刊行された『21世紀のロック』(陣野俊史・編)のために記した一文である。 主に、ジョン・フェイヒーとデヴィッド・トーマスについて書いたものだ。 ジョン・フェイ
映画史の中のロバート・クレーマー
── ベルナール・エイゼンシッツ『出発点 ロバート・クレーマーとの対話』、 ヴァンサン・ヴァトリカン/セドリック・ヴナーユ監修『軌道 ロバート・クレーマーの映画を通して』 彦江智弘 偉大でもなけれ
彦江智宏「ロバート・クレイマー」データ
・Bernard Eisenschitz (avec la participation de Roberto Turigliatto),Points de depart. Entretien avec
『クレーヴの奥方』
向き合うことと隣り合うこと : 『クレーヴの奥方』における切り返しの機能 御園生涼子 0. 二人の人物が出会ったことを示すには、それぞれを写したショットを交互に並べればよい。それだけで、観客はこの
M-マブゼ-モレク神 M-Mabuse-Moloch
~ヒトラー前、ヒトラー後~ 水原文人 アレクサンドル・ソクーロフ『モレク神』(1999) フリッツ・ラング『M』(1931)『ドクトル・マブゼ』(1922)『マブゼ博士の遺言』(1932)『マブゼ
「マトリックス」
The Revolution Will Not Be Televised 私たちの世界は「マトリックス」ではない。 廣瀬純 [著者注記:以下のテクストは、「WINTER IN AMERICA--《
『労働者たち、農民たちOuvriers, Paysans』
エクリチュールの場所 御園生涼子 --ストローブ・ユイレ『労働者たち、農民たちOuvriers, Paysans』 1. いつ、どこで、誰が 言葉は常に盗まれている。なぜなら、それは開かれてい
『息子の部屋』
息子の部屋へと移ろっていく者たち 彦江智弘 ──ナンニ・モレッティの『息子の部屋』 1.自由の家 『親愛なる日記』(1993)の冒頭にこんなシーンがあった。ベスパを駆ってローマを走り回るモレッテ
改めて、映画と音楽の関係にまつわる議論のために 青山真治
鈴木さん、どうも。普段はとりあえず反論に対しては目もくれないことにしている私ですが、今回は才能ある現代音楽作曲家からのきわめて論旨のしっかりした実践的反論、これを捨て置くにはいかにも失礼だし、あるい
再び映画音楽を巡って 鈴木治行
青山さん、お返事が遅れたこと、失礼しました。青山さんの反論がこのページに載った頃には既に日本にいず、今月になって帰国して初めて読ませてもらって一度反論を書いたはいいが、書き終えてセーブしようとした途端
反論。── 映画音楽について言わせてもらいます 鈴木治行
青山さん、お久しぶりです。日頃のご活躍はいろんなところで見せてもらってます。ここのHPの日記も、たまにではあるけれど興味深く読んでます。ところで、今年のカンヌ映画祭の日記のことですが、5/16の『H