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boid paper no.5発行

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特集 デジタル・ゴダール&『AA』再上映

ゴダール&ミュジーが作り上げた最強のデジタル・サウンド
爆音上映!
 

80年代から90年代前半にかけての、ゴダールによる音の探求は、アナログ・ドルビーの時代を経て、90年代後半からドルビー・デジタルの時代へと突入する。
『フォーエヴァー・モーツァルト』のクリアな音の分離がもたらす「戦場」の音響は、たとえば『プライヴェート・ライアン』の冒頭のようなめくるめく「リアリティ」を持つことはないが、しかし何か忘れがたい記憶の手ごたえとして、乱暴に、私たちの身体をゆすったはずだ。
そのスピルバーグとアメリカ映画に矛先を向ける『愛の世紀』では、音ばかりか映像もまた、部分的にデジタルに移行して、しかしそれが要求しているはずの輪郭の際立ちを断固として拒否するような、どこまでも滲んで固体同士が浸透しあう世界の姿を映し出していた。
そして音楽そのものがテーマともなった『アワーミュージック』の5.1チャンネル・サラウンド!
かつてゴダールがここまではっきりと、カメラの背後の音を聞かせたことはあっただろうか?
ここにはあるはずなのにカメラには写せない何ものかの存在を確実に掴み取ろうとでもいうのだろうか?
いずれにしても、その音は私たちを見事に包み込み、地獄から煉獄、そして天上へと連れ去るはずだ。
まさに「天国の音」を私たちはそこで聞くことになるだろう。

<場所>
吉祥寺バウスシアター
<上映スケジュール>
7月21日(土)→24日(火) フォーエヴァー・モーツアルト
7月25日(水)→29日(日) 愛の世紀
7月30日(月)→8月3日(金) アワーミュージック
連日21:00スタート
<料金>
1300円均一/3回通し券=3000円
3回券はバウスシアター窓口及びboid.netにて販売
窓口での販売、boid.netでの予約受付は7/20(金)までとなります

『AA』再上映、池袋シネマロサにて!

青山真治監督作品 AA 音楽批評家:間章
<場所>
池袋シネマロサ
<上映スケジュール>
6月30日(土)より3週間レイトショー
6月30日(土)~7月2日(月)
 第1章 時代の未明から 54分
7月3日(火)~6日(金)
 第2章 反復する未明 77分
7月7日(土)~9(月)
 第3章 非時と廃墟そして鏡 81分
7月10(火)~13日(金)
 第4章 僕はランチにでかける 77分
7月14(土)~16(月)
 第5章 この旅には終りはない 79分
7月17(火)~20(金)
 第6章 来たるべきものへ 75分
連日PM 9:00 スタート
<料金>
初回料金:1200円
2回目以降のリピーター割引:800円(使用済み入場券の半券提示で何度でも)
フリーパス:3000円(期間中何度でも鑑賞可)
*フリーパスは50枚限定で、6/16(土)から7/6(金)まで、シネマ・ロサ窓口にて販売


寄稿
追悼 清水俊彦――『AA』の遺像によせて
Text by 水木康文(青土社編集部)
7時間半に及ぶ証言で描かれる、ある音楽批評家のレポート
Text by 湯浅学

『AA』イヴェント情報
6月30日(土)
蓮實重彦×青山真治 『AA』とドキュメンタリーを巡って

立教大学時代の間章を知る蓮實重彦と、文字と関係者を通してしか間章に触れることができなかった青山真治。
そのドキュメンタリーとフィクションとが作り出す濃密な時間を。
PM 9:00 スタート(~PM 9:50)
トーク終了後に上映あり(終映予定時刻:PM10:50)

7月7日(土)
吉増剛造トーク・イヴェント “私とフリージャズ”
ゲスト:吉増剛造、大里俊晴(聞き手)

高柳昌行、翠川敬基とのアルバム『死人』が発売されたばかりの、詩人 吉増剛造に、『AA』のインタビュアーである大里俊晴が聞く! 
両者 のパフォーマンス(朗読:吉増、音楽、映像:大里)も含む充実の 70分!
PM9:00スタート(~PM10:10)
終了後に上映あり(終映予定時刻:PM11:30)

主な配布先は こちら→