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第一回「中原昌也12枚のアルバム」レポート

「中原昌也12枚のアルバム」at ジュンク堂池袋本店

4月24日 中原昌也×大里俊晴(横浜国立大学教育人間科学部教授)

「月刊ヘア・スタイリスティックス」の12ヶ月連続CDリリースと合わせて、毎月最終木曜日にジュンク堂池袋本店にておおくりするトーク・セッション「中原昌也12枚のアルバム」。中原昌也とゲストがそれぞれ1枚ずつのアルバムを持ち寄り、それについて語り明かします。

記念すべき第一回目のゲストには大里俊晴さん(横浜国立大学教育人間科学部教授)をお迎えしました。
お互いの出方を窺いつつ、二人とも何枚かのレコードを用意してきていました。中原氏は最近のマイ・ブームだというクラスターの『Cluster 71』と70年代にフランスで活動していたプログレ・ユニット、ポールの『Kotrill』。大里氏は現在書籍を準備中というESPレーベルのコンピ『An Evening at Home with ESP』、ミュージック・コンクレートのコンピ『Musique Concréte』、そしてポーツマス・シンフォニアの『Plays the Popular Classics』を持参。
二人ですったもんだの挙句、中原氏は最近やっと手に入れたという思い入れのあるポール、大里氏はミュージック・コンクレートに決定。大里氏からはミュージック・コンクレートと中原氏の音楽作りの共通性やフランス滞在時にリュック・フェラーリを訪ねたときの貴重なお話を伺うことができました。中原氏も気づいたらこういう音楽ばかり聴いていた、ということで実際にレコードを聴きながら大盛り上がり。
それに対し中原氏はポールの怠惰な音の作り、何もしていない音楽の「ロマン」について熱く語ります。レコードを持っていながら、久しぶりに聴いたという大里氏は「長年聴いていなかった理由がよくわかった」と半ば飽きれ気味。しかし「こういう音楽を好きだと言いながら、実はきっちり構築された繊細な音楽を作るところが中原さんのいいところ」と言います。
横浜国立大学での授業、映画『AA』から、大里氏が大好きだという海童道宗祖、『作業日誌2004→2007』の裏話など、話はあちこちに飛び火しつつ、ポールのようにしたくでも、できない、だからこそ憧れるという中原氏の「こういう世界が存在することを知るのも大切」というお言葉で今回のトークは終了しました。

次回は松山晋也さん(音楽批評家)をお迎えします。「ミュージック・マガジン」で連載中「めかくしプレイ」でおなじみの松山さんからどのような一枚が選ばれ、どのようなお話になるのか、お楽しみに!


第2回 中原昌也×松山晋也(音楽批評家)

5月29日 19:00スタート
料金:1,000円
ジュンク堂池袋本店 4Fカフェにて

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