
第五回「中原昌也12枚のアルバム」レポート
Hair Stylistics a.k.a. 中原昌也 TOP
「中原昌也12枚のアルバム」at ジュンク堂池袋本店
8月28日(木) 中原昌也×原雅明(音楽批評家、corde)
第五回目のゲストには原雅明さんをお迎えしました。
中原氏はONSAに何度かお邪魔したことがあるものの、久しぶりに先日モーリッツ・フォン・オズワルド・トリオのライヴで会ったというお二人。しかしいつも中原氏が持ってきているレコード・プレーヤー(自ら持参していただいていたのでした)が今日に限ってなく、原氏の一枚になるはずだったジャスト・アイスの『Back to the Old School』のレコードがかけられないという波乱の幕開けでした。
中原氏の一枚はプラズマスティックスの『New Hope for the Wretched』。「多分、原さんは好きじゃないと思ったけど、思いつきで持ってきてしまった」とのこと。ライヴのパフォーマンスが特に素晴らしいのでDVD『Wendy O. Williams and The Plasmatics: The DVD - Ten Years of Revolutionary Rock and Roll』も準備していました。本日はレコード・プレーヤーの代わりにDVDプレーヤーを設置していたのです。しかし結局このDVDはかけられず。
原氏は今回の「一枚」以外に何枚かCDを持ってきており、「レコード・プレーヤーを持ってこなかった僕も悪いです!」という中原氏の発言により、今回はスチャダラパー『サイクル・ヒッツ~リミックス』、サムアイヤム『RAP BEATS Vol.1』、ザ・ガスランプ・キラー『I Spit on Your Graves』を順にかけながらお二人の話は進みました。
そして今回のトークは「パソコン」を中心に音楽機材の話。どうしてもパソコンを使った音楽制作に踏み切れないという中原氏。「パソコンでガス代が支払えたり、エロ画像を見れたりするのが『歯を磨くのも靴を磨くのも同じブラシ』みたいな感覚で許せない」ということ。とはいえ最近はライヴのたびに機材が増え手に負えなくなってきたので、パソコンでの音楽制作に興味がなくはない……ただ、そこにどうしても超えられない一線があると力説します。「嫌な言い方だけど、そこにクリエイティヴィティが存在するとは思えない」「信じられない」という発言も。原氏は「別に信じなくてもいいんじゃない?」と言いますが……。
さらに先日の中原氏のアメリカ・ライヴで使ったというニンテンドーDSなどゲーム機や最近の音楽機材について原氏からは「基本的にはオモチャだから無茶ができない構造になっている」という発言も。中原氏は「パソコンの無限の可能性よりも、ある意味限られた中でやるのがいい」といいますが、できるのならパソコンを使って、自分でマスタリングなどもやってみたいそうです。が、どうもその言葉にはやる気がなく、原氏からは「全部自分で完成させちゃうのがいやなんでしょ?」と。
そして残り時間も少なくなったところで、どうやら本日の本題に入りました。原氏がドン・チェリーのアルバム(『ライヴ・イン・フランクフルト82』)の解説でバディ・リッチについて書いていたことから、お二人はバディ・リッチの話をしようと思っていたそうです。そして出てきたのがDVD『Buddy Rich at the top』。ようやくDVDプレーヤーも活躍しましたが、あいにくリモコンの不具合で特典映像の驚愕のドラムソロや「ミステリー・ゲスト」などは見られませんでしたが、ライヴ映像を皆で見ながら中原氏は「ドラムがやりたい」「フルートがやりたい」「ビッグ・バンドもいいですね」とあくなき欲望をちらつかせたところで今回のトークを終了しました。
次回のゲストは野田努さんです。お楽しみに!
第6回 中原昌也×野田努(remix編集長)
9月25日(木) 19:00スタート
1,000円
ジュンク堂池袋本店 4Fカフェにて ご予約はこちら→