
第七回「中原昌也12枚のアルバム」レポート
Hair Stylistics a.k.a. 中原昌也 TOP
「中原昌也12枚のアルバム」at ジュンク堂池袋本店
10月30日(木) 中原昌也×ジム・オルーク(ミュージシャン)
いよいよ折り返した第7回目のゲストには中原氏とsuicidal 10ccでも共演するジム・オルークさんをお迎えしました。
これまでの「12枚のアルバム」トークでは度々の中原氏の暴走・暴言でゲストの皆様に呆れられたり、絶句されたりしてきましたが、今回ジム・オルークさんはそれを上回る暴走っぷりを見せていただきました。
中原氏が持ってきた今回の一枚は、ジョージ・コールマンの『BONGO JOE』。このレコードの録音がジム・オルークさんの生まれる2、3週間前だったことから、産まれたとき音楽は何を聴いていたのか、子供の頃親はどんな音楽を聴いていたのかという話になりました。そこでジムさんが初めて聞いた「She’s Come Undone」という曲をアカペラで披露。また父親がビートルズのレコードを一枚持っていて、「レノン=マッカートニー」と書いてあるのを当時ジムさんが好きだったポール・マッカートニーの兄弟だと思っていたというキュートなお話をしてくださいました。それから8トラックの話、子供の頃お二人がいろいろ録音していたという「アーリー・ワークス」の話になり、話が逸れたということで、ボンゴ・ジョーのようなストリート・ミュージシャンはどうだったのかという話に戻りました。ジムさんは若い頃ヘンリー・カイザーさんを訪ねてよくバークレーに行っていたそうなのですが、そこにたくさんいたストリート・ミュージシャンはダメだったとのこと。その理由は「ヒッピーですから」だそうです。ジムさんはヒッピーがとにかく大嫌いなようです。そのほかボブ・ディラン(物真似つき)、ビートニク、ジェリー・ガルシア、フラッピー(ジムさんの造語)、猫嫌いなどいろいろなお話をしていただきました。
そのジム・オルークさんの持ってきた一枚はロベルト・カッチャパーリャの『Sei Note in Logia』。中原氏の知らないものを持ってきたかったという作戦が成功してご満悦の様子。イタリアの現代音楽家で79年の作品です。イタリアの現代音楽、プログレなどが70年代末期以降突然だめになったという話になり、その原因を中原氏は「ディスコ以降」ではないかと言います。しかしジムさんによるとディスコはヨーロッパでは70年代中盤からすでにはやっていたとのこと。ディスコから映画『サタデー・ナイト・フィーバー』の話になり、徐々に映画の話に。ロイ・シャイダー、キャノン・フィルムの話などをしていただきました。
最後はなぜか毎回一度は話題にのぼる灰野敬二さんのお話になり、ジムさんがアコーディオンで灰野さんとポルカ・バンドをしようということでトークを終了しました。
第8回 中原昌也×大里俊晴(横浜国立大学教授)
11月27日(木) 19:00スタート
1,000円
ジュンク堂池袋本店 4Fカフェにて ご予約はこちら→