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第十一回「中原昌也12枚のアルバム」レポート

Hair Stylistics a.k.a. 中原昌也 TOP

「中原昌也12枚のアルバム」at ジュンク堂池袋本店
2月26日(木) 中原昌也×虹釜太郎

1月のパリ開催(1/30@パリ・ジュンク堂、ゲスト:ジュリアン・ジェステル)をはさんで、池袋ジュンク堂にて2ヶ月ぶりの開催となりました。12月に引き続きゲストには虹釜太郎さんをお迎えしました。
今回の命題は何と言っても、前回時間が足らずに聞けなかった「バロック・リュート、音楽と幻想シリーズ」より「堕胎」を聴くことです。挨拶もそこそこに、早速「堕胎」スタート! 約3分間、一言も発せずに「堕胎」を清聴しました。しかし前回1時間半かけてたどり着いたテンションに3分では到達できず、中原氏は「暗いですね……全然笑えませんでした」とのこと。
気を取り直して、詩と即興に興味(?)があるという中原氏。「嫌いなので逆に興味がある」ということから、虹釜氏に執拗に「詩と即興のイヴェントをやらないんですか?」と迫ります。そこから話題は現代詩に。アップリンクで行われた吉増剛造さんのドキュメンタリー『島ノ唄Thousands of Islands』の上映&トーク、吉増さんのパフォーマンスなどの話をしていただきました。
その後、なぜかウィー・ディストリビューションの社長である山崎さんの話題になりました。時々ウィー・ディストリビューションにアルバイトに行っているという虹釜氏から、山崎さんがはまっている、アフリカン・パーカッション、インディアンとターコイズ、ジムニーなど次々にコアな話題が飛び出します。時々我に返り「なんで、山崎さんの話をこんなにしているんだっけ?」となりますが、中原氏は「山崎さんは注目すべき人です!」「一連のフィールド・ワークを本にした方がいい」と煽ります。結局、中原氏も近いうちに山崎さんの所に遊びに行こうということで、この話題はひと段落。
次に虹釜氏の持ってきたジャック・リゼネ『Le Minable Music-Hall』を聴くことになりました。これも「中原君にそっくり」ということで持ってきたそうですが、中原氏は「こんなにバカじゃない!」と否定しつつも、大変気に入り、爆笑の連続でした。
そして残り30分を切ったところ、今日こそは中原氏の一枚を聴かないとマズいということで、ようやく登場したのがミッシング・ファウンデーションの『Go Into Exile』(92年)です。ちなみに前回から袋ごと同じものを持ってきたそうですが、その袋の中身は全部ミッシング・ファウンデーションだったそうです。その中でもこの一枚を選んだ理由は「一番つまらない」から。残り時間も考えて20分ほどの最後の曲「Lost: 1994」を聴くことになりました。しかしその後ミッシング・ファウンデーションの話にはならず、虹釜氏がパリペキン・レコーズをやっていた当時の「ただレコード屋をやっていただけなのに、しなくていい苦労をたくさんしてきた」という貴重な苦労話をしてくださいました。
途中、虹釜氏が昔(93、4年ごろ)にやっていた人生使用法レーベルから実は出ていたという中原氏の昔のカセット(お二人とも存在すら忘れていた)を、ちょっとだけ披露するというオマケ付きで今回のトークを終了しました。


次回はいよいよ、最終回!
第三回にもご登場いただいた、湯浅学さんがゲストです。4月には湯浅湾のニュー・アルバム『港』が発売になります!

第12回 中原昌也×湯浅学(音楽批評家)
3月26日(木) 19:00スタート
1,000円
ジュンク堂池袋本店 4Fカフェにて ご予約はこちら→