boidマガジン11月号第1週は風元正さん、川口敦子さん、直枝政広さん、松井宏さん、樋口泰人の記事を、河村康輔さんの手による新しい表紙とともにお送りします。
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Television Freak 第9回 (風元正)
家では常にテレビつけっぱなしの生活を送る編集者・風元正さんが、ドラマを中心としたさまざまな番組について縦横無尽に論じるTV時評「Television Freak」。今回は現在放送中の連続ドラマから、『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』『逃げるは恥だが役に立つ』『キャリア〜掟破りの警察署長〜』の3本を取り上げます。
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映画川 『ジュリエッタ』『誰のせいでもない』 (川口敦子)
11月5日から公開の『ジュリエッタ』(ペドロ・アルモドバル監督)と12日公開の『誰のせいでもない』(ヴィム・ヴェンダース監督)。相次いでの日本公開となったスペインとドイツを代表する同世代の映画作家の新作について、映画評論家の川口敦子さんが、物語の作法と深く関わる”大きな”音楽の使われ方に着目して書いてくれました。まずはその考察の起点となった『ダゲレオタイプの女』(黒沢清監督)における音楽のことから――
『宇宙の柳、たましいの下着』放浪篇 #23 (直枝政広)
カーネーションの直枝政広さんがオーディオの工作や改良に奮闘する日々の中で出会った音について綴る『宇宙の柳、たましいの下着』放浪篇、第23回です。最近急激に目が悪くなったという直枝さんですが、努めて本を読むようにすると一晩で800ページの本を読むこともできたそう。身体が衰えてきてもメンテナンスや使い方次第で得意なことならやれるはず。それはオーディオやパソコン機器にも通じることで
《FLTMSTPC》 第28回 (松井宏)
FLTMSTPC=「Fais le toi-même si t’es pas content=満足できないなら自分でやっちゃえ」。製作、批評、翻訳と様々な方法で映画と関わっている松井宏さんが「カイエ・ デュ・シネマ」の記事などを起点に、映画を作る/見せる/観ることについて探る連載。今回取り上げるのは「カイエ」721号の特集「エキセントリック万歳!」について。現在のフランスにおいて重要な作品とは「エキセントリックなもの」であるというテーマをもとに編まれたこの特集の狙いは何なのか、そしてここで言われるエキセントリックなものとは何を指すのか、まずは編集長のステファン・ドゥロルムのエディトリアルから読み解いていきます。
映画川 『ハドソン川の奇跡』 (樋口泰人)
今週2本目の映画川は『ハドソン川の奇跡』(クリント・イーストウッド監督)を取り上げます。事故発生からハドソン川への不時着まで208秒、近くを航行していたフェリーが着水現場に到着するまで4分20秒――。短時間で起こった事件を題材としたこの作品が私たち観客に示すものは何か、樋口泰人が考察します。
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