boidマガジン
9/20 boidマガジン 2015年09月号 vol.3発行しました
boidマガジン 2015年09月号 vol.3発行しました

boidマガジン9月号第3週は空族、三宅唱さん、湯浅学さん、大寺眞輔さん、樋口泰人の記事を公開します。長年音楽によって為政者に対する怒りを表明してきた2人の歌手、自らの理念を実現するために政治的ハクティビストとして活動したプログラマーの人生を追った映画についてなど、いま読んで欲しい文章(+映像)ばかりです。

 

 

 

 

kuzoku28_1

潜行一千里 第二十八回 (空族)
新作『バンコクナイツ』の特殊先遣任務のためタイに潜入した空族による極秘レポート「潜行一千里」。前回、ラオスとイサーンに古くから伝わる音楽 “モーラム”の詠い手であるアンカナーン・クンチャイさんとの面会を果たした隊員たちでしたが、今回はタイ音楽のもうひとりのレジェンド、スラチャイ・ジャンティマトンさんとの会合についての報告が届きました。スラチャイさんは本連載第六回でも登場した、タイにおけるプロテストソング”プアチーウィット”の元祖であるバンド「カラワン」のリーダー/ギタリストです。スラチャイさんと長年親交のあるフォークシンガー・豊田勇造さんの紹介でついにご本人の家を訪問することになったカーツヤとトラツキ。はたしてスラチャイさんはどんな方だったのでしょうか。

 

 

miyake18_top

無言日記 第18回 (三宅唱)
映画監督の三宅唱さんがiPhoneを使って撮影したひと月分の映像とエッセイをお届けする「無言日記」。YCAM爆音映画祭でOMSBさん、Hi’Specさんと行った無声映画ライヴ上映の模様や、安保関連法案への抗議運動が行われた後の雨に濡れる新宿などが記録された8月下旬~9月中旬の映像日記をお届けします。

 

 

 

neil1

大音海の岸辺 第20回 前編 (湯浅学)
湯浅学さんの大著作集『大音海』の出版を目指し、そのイントロダクションとして湯浅さんの過去の原稿に書き下ろしの解説を加えて掲載しております本連載。今回も先月号に続きニール・ヤング特集です!80年代末に書かれたクレイジー・ホースに関する原稿や、日本では未公開の映画『ジャーニー・スルー・ザ・パスト』についてのレビューも入った盛りだくさんの内容です。

 

 

neil2

大音海の岸辺 第20回 後編 (湯浅学)
湯浅学さんの連載「大音海の岸辺」第20回の後編は、引き続きニール・ヤングのアルバムについての原稿を再録します。86年の『ランディング・オン・ウォーター』、95年の『ミラー・ボール』、そして00年代の『シルヴァー・アンド・ゴールド』『リヴィング・ウィズ・ウォー』『フォーク・イン・ザ・ロード』の5枚。さらに最近特に「ニール・ヤングならこんなときどうするだろう」と妄想することが多いという湯浅さんが今回書き下ろしてくれた解説では、ニール・ヤングの監督作『グリーンデイル』『ヒューマン・ハイウェイ』をスクリーンで見直して気づいたことなどを書いてくれています。

 

 

odera1509

映画川『インターネットの申し子:天才アーロン・シュウォルツの軌跡』(大寺眞輔)
今週の映画川は、日本未公開のドキュメンタリー作品『インターネットの申し子:天才アーロン・シュウォルツの軌跡』(ブライアン・ナペンバーガー監督)をご紹介します。本作はRSSなどを開発し、オンライン海賊行為防止法案(SOPA)の廃案を求める運動を展開したことで知られるプログラマー、アーロン・シュウォルツ(スワーツ)の生涯を追った作品で、9月に日本でのサービスが開始された映像ストリーミングサービス”Netflix”のラインアップに含まれています。映画批評家の大寺眞輔さんが、Netflixの参入によって映画をめぐる日本の環境や状況がどのように変化していくのか、その変化の中で私たちが抱えている問題は何なのか、この作品とともに考察します。

 

 

eiffel1

樋口泰人の妄想映画日記 その11
boid社長・樋口泰人による、日常の生活を流れる時間と映画を流れる時間が妄想を絡めて交錯する「妄想映画日記」。今回は戦術ではなくぎっくり腰で致し方なく牛歩の歩みとなった日々の中で観た、2本のフランス映画『アクトレス~女たちの舞台~』(オリヴィエ・アサイヤス監督)と『あの頃エッフェル塔の下で』(アルノー・デプレシャン監督)について。この2作に登場する「幽霊」のような存在とは――

 

 

kokuchi_omote_trim

【再掲載】サミュエル・フラー自叙伝抄 第1回 (遠山純生)
boidでは12月に、遠山純生さんの翻訳による映画監督サミュエル・フラーの自伝『サミュエル・フラー自伝 わたしはいかに書き、闘い、映画をつくってきたか』(原題”A Third Face:MyTale Of Writing, Fighting, And Filmmaking”)を刊行予定です。そのイントロダクションとして、全5回に渡ってその自叙伝の一部をboidマガジンの読者の方だけに先行公開します! まずは「幸運の一撃」と題された第1章から――

9月12日(土)~23日(水)にぴあフィルムフェスティバル内で行われるサミュエル・フラー特集上映を記念して、9月中は連載全5回を無料公開します!

 

Publishers会員登録および読者登録の流れはこちらから